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2013年 07月 30日
のべ60人くらい、予想をはるかに超える数のお客様をお迎えし、大盛況でした。 28日(日)の夜の部には、会からは、会長のほか、O山さん、O川(S)さん、S原さん、K池さん、O川(E)さん、F原さん、N村さん、S藤さん、O野さんがいらっしゃいました。お仲間と一緒に参加してくださった方もありました。また、新聞を見てご予約くださった方も3組ほどいらっしゃいました。総勢30名近いご参加でした。 映像会社「フロムいわて」のN田さんも、取材を兼ねて参加くださいました。この回の模様は、後ほど、フロムいわてのホームページで動画で公開されるとのこと、楽しみです。 今回は、1時間の間に、 ①会員で茶摘みをした米崎町のKさんの茶園のお茶(100年以上?)をはじめ、小友町のMさんKさんの茶園のお茶(100年くらい?)、大船渡町のSさんの茶園のお茶(70年くらい?)の3か所の茶葉を合わせて、JA製茶工場で作ってもらった在来の蒸し製緑茶(この日、JA製茶工場での火入れは、しもきた茶苑の大山さんがしてくださいました) ②紅茶ワークショップを続けている、会員のO川さん作、Tさん火入れの、今年の紅茶 ③日頃市のHさんの茶園のお茶(在来、100年程度)で作った、佐藤前田作の釜炒り緑茶、 の3種をお出ししました。 6人掛けのテーブルそれぞれに、おうちのお茶の木のお話、小さい頃の手もみ茶づくりの話などが出ていたようで、お茶への思いの深さをひしひしと感じました。 お帰りの時には皆さんほんわかとした笑顔で、「お世辞じゃなく本当に美味しかった!」とか「今度はお茶摘みもしてみたい」とかのご感想もいただきました。 特に紅茶の驚きが強く、「このあたりのお茶の葉から紅茶ができるなんてねえ」「とても香りがよくて甘くておいしかった」と大好評でした。ナイスのメンバーの一人、イギリス人のSさんにも「紅茶が美味しかった」という感想をいただきました。 29日(月)の午前の部には、会長のお声掛けで、同級生の方々がお知り合いを誘い合わせていらっしゃいました。この回でも、「昔はお茶摘みをした」とか「子どもの頃、家で手もみ茶づくりを見ていた。むしろの上で揉んでいたので、むしろの表面が茶渋で黒光りしていた。」というようなお話が、お茶の会の前に各テーブルで話されていました。 お茶のラインナップは、前日とほぼ同じでしたが、②の紅茶を、O川さん作のものから、会長作のものに変えてお出ししました。これがまた、甘くて香りもよく、大好評でした! お帰りの際には、皆さん手先まで血の巡りがよくなり温かくなって、「お茶が甘くておいしかった」「気仙のお茶は前にもいただいて飲んでいたが、正直言って、あまりおいしくなかった。しかし、今日飲んで、こんなに美味しいのか、とびっくりした。」とか、「今日は、来て本当によかった」というお言葉をいただきました。 また、金さんの茶摘みに参加された方からは「自分が摘んだお茶だと思うと、感激しました。」というお言葉もいただきました。おうちのお茶の木が津波でほとんど枯れてしまったが、何本かだけ無事に残ったという方は、「ほとんどなくなってしまったからこそ、残ったお茶の木を大事にしたいと思う」とおっしゃっていました。 会員のO野さんが動画撮影に、TMさんが写真撮影に来てくれましたし、東海新報鈴木記者の取材もありました。ありがとうございました。(鈴木記者には、3種類のお茶それぞれの味わいがあって、気仙茶の奥深さに感激しました。とのお言葉をいただきました。) 午後の部には、会員からCさん、会長のお声掛けで農協の方々がいらしてくださった他、新聞で見て申し込まれた方や、陸前高田市災害FMのパーソナリティーのA部さんとI勢さん、大船渡東高校のS原先生、大船渡公民館のSさんもいらっしゃいました。 この回では、ほとんどの方が、気仙茶を飲んだことのある方がほとんどいらっしゃらず、初めての味わいを楽しんでいただきました。 午前中と同じラインナップでお茶をお出ししました。①の緑茶は、渋みの後に甘みの余韻が感じていただいた方も多かったようです。今回は湯温をぬるめて70℃から80℃くらいで一煎目を入れましたが、もっと熱い湯で淹れるという方もあって、淹れ方はこれからも研究していきたいと思いました。 災害FMのA部さんには、「どのお茶もおいしかった。先日の気仙茶のインタビューでおはなししていたことが、全部納得されました。」とおっしゃっていただきました。また、新聞を見ていらした方は、ご実家の近く?にお茶の木があるとのことで、来年は摘んでみようかしら、とおっしゃっていました。 お茶の味わいについては、総じて ①の蒸し緑茶は、爽やかな渋みの後に甘みの余韻が長く続くこと。また、煎を重ねるほどに(3、4煎~5、6煎)、渋みが弱まり、じんわりした芯の甘みが出てくること。そうなると、舌や口の中で、唾液が湧き出るようになって、口中甘くなること。 ②の紅茶は、香りがとても高いこと、また、飲むと渋みが少なくとても甘いこと。お砂糖がいらないほど甘いこと。3、4煎でも十分香りと色と甘みがあること。 ③の釜炒り茶は、とても香りがよいこと(香ばしい香り)。香りが持続すること。茶湯には甘みがあること。 などの感想がありました。 本当に、参加者の皆様に、よい雰囲気を作っていただいたおかげで、お茶も一層おいしくはいったのだと思います。感謝感謝です。 ご参加くださった方、お知らせやお誘いをしてくださった方、ありがとうございました。 今回参加できなかった方も、またの機会(秋くらいでしょうか)を考えていますので、是非次回、ご参加くださいませ! 追記 参加した方から、二年前の3月11日の晩から、ここに避難していた、というお話を伺いました。この部屋に100人以上が避難していたこと、体が濡れているお年寄りを皆でさすっていたこと、気仙沼方面に赤々と炎が見えたこと、気仙沼に帰れずここに避難していた人が気が付くといなくなっていたこと、など。 震災前、地域の様々な活動を支えてきたコミュニティセンターは、震災後避難所となり、その後、広く様々な活動を行う場となってきました。そしてこの日、三年ぶりに作られた気仙茶を楽しむ場になったことには、それぞれに言葉にならない感慨があったことだと思います。まとめる言葉は見つかりません。過去の様々な出来事の積み重ねがあり、今があり、未来につながっていく、その時どきがよきものになるよう祈ることしかできません。今はただただ、三年ぶりに作ることができた気仙茶の味わいを、皆様と喜び合えたことを、心から喜び感謝したいと思います。
by kesencha
| 2013-07-30 09:41
| 活動報告(お茶会)
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